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法改正で新しく施行された「管理不全空き家」ってどんな家のこと？
指定されるとどうなるの？
相続などで住んでいない家を所有している方は心配ですよね。
不動産コンサルタント
また、空き家を売却する前に絶対知っておいた方がいい情報についてもご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。
管理不全空き家とは？固定資産税が6倍に？！
「管理不全空き家」とは、将来的に「特定空き家」になる恐れがある建物のことです。
特定空き家とは、以下のような状態にある空き家を指します。
- 倒壊の危険性がある
- 著しく景観を損なっている
- 衛生上有害となる恐れがある
- 近隣に迷惑をかける可能性がある
これまでは特定空き家に指定された場合にのみ、固定資産税の軽減措置解除や過料などのペナルティが科されていました。
しかし2023年12月の法改正により、今後は管理不全空き家も固定資産税の軽減措置解除の対象となります。
軽減措置が解除されると土地の固定資産税が最大で6倍に増えるため、大きな負担になりますよね。
もし相続などで空き家を所有している方は、管理不全空き家に指定される前に対策しておいた方がよいでしょう。
管理不全空き家に指定されるのを避ける方法
管理不全空き家に指定されるのを防ぐ方法は以下の3つです。
① 適切に管理する
空き家でも定期的にメンテナンスや掃除をしていれば、管理不全空き家に指定される可能性は低いでしょう。建物の修繕だけでなく庭木や草の手入れも行い、近隣に迷惑をかけないよう管理することが大切です。遠方でなかなか行けない場合は、費用を払って管理会社に委託することもできますよ。
② 活用する
空き家をリフォームして賃貸に出したり、解体して駐車場にしたりする方法もあります。ただし立地によっては借り手がつかず赤字になるケースも少なくないので、よく検討した方がよいでしょう。
③ 売却する
住む予定がなければ、管理・修繕費用や固定資産税を支払い続けるよりできるだけ早く売却した方がお得です。手放すことで税金や管理費用などの出費がなくなりますし、賃貸のような空室リスクもありません。
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現在、不動産の価格が大きく高騰しています。
(不動産価格指数:国土交通省)
国土交通省発表の不動産指数では、2013年4月からはじまった金融緩和(アベノミクス)の影響で上昇が続いていた不動産価格が、2020年コロナ禍以降に急騰しているのがわかります。
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